おじさま方、ずるいです


昨日、師匠方と、

フジバカマの苗が植っている畑に

ウッドチップを敷く作業をお手伝いしました。


※フジバカマは、長距離を移動すると有名なアサギマダラ(蝶々)が好むお花です。

↑ 

前日に、2トントラックで3回ほど運び込まれた

大量のウッドチップを、

一輪車で運んで、広げてきました。

↑フジバカマの苗は、地中に植っています。


作業が終わって、談笑する師匠方。


山を眺めては、


『昔、学校から帰ったら毎日のように

ガキ大将と一緒に、あの山の頂上まで登って遊びに行ってたな〜』


『ふくろうを捕まえに行ったりしてたんだよ』


『実際、捕まえた事もあるよ』


『山を降りたら、川にも子どもがいっぱいいて、

夏は、プールがないから、みんな泳いで遊んでたな〜』


『あの頃は、魚もいっぱいいたしな〜』


60〜70代のおじさま(師匠)方ですが、

集まると、いつも子どものように楽しそうに話していらっしゃいます。


山を駆け回り、

川で遊んで、

溺れた子は上級生が助ける。

いろんな子がいたけれど、

子どものルールの中で

みんなで助け合って、笑い合ってきた。


そんな話をたくさん聞かせてくださいます。


もう、ね、いつもいつも思います。


なんで、その環境を残してくれなかったの?
ずるいです!!


って笑


時代の流れとして、

仕方がない事だとわかっています。


過ぎた事を言っても仕方がない。

取り戻すだけ。


当時、なぜそれだけ山や川で遊べたか。

それは、大人が山や川の側で仕事をしていたから。

生活がそこにあって、

山や川を守り続けていた人がいたから。


そこにあった豊かな自然を失ったのではなくて、

守るものが時代の流れで変わってしまったという事。


だから、

自然豊かな環境が羨ましいと思ったなら、

守る事をコツコツとやるしかないんですよね。


何十年も放置されてきた場所に

再び手を入れていくことは、

並大抵な事ではないのでしょうが、

やらなければ何も変わらない…

ですもんね。


そんな想いが同じだった師匠のお手伝いを

日々やらせてもらっています。


師匠がいなければできなかった事。

不思議なご縁。


いつか必ず見るぞ!

師匠方が子どもの頃に見た景色〜!!

SATO LIFE to omogaeru

自然が教えてくれるコト・里山作りのお手伝い・自分なりの生き方、学びのカタチ

1コメント

  • 1000 / 1000

  • tentecomai

    2021.04.19 21:15

    そんな、日本昔ばなしみたいな子供の頃があったなんて。想像するだけでワクワクしますね、きっともっと子供も沢山いて賑やかな田畑の風景だったんでしょうね、毎日作業をしてされてるし、そんな風景を少しずつ取り戻せるよう確実に進んでるはずです!