私を生き返らせてくれたブルーベリー


先日、
”休むのが大事”だと
ブルーベリーが
教えてくれた話を書きました。

ブルーベリーは
私を生き返らせてもくれたんです。

なんだか、
剪定の時期になると
この話を書いているような気がしますが(^^)

私は神戸にいる時に、
子ども達が学校に行かなくなって、
どうすれば良いかわからなくて、
周りからどう思われているのかが怖くて
とにかく周りの目が怖くなって
外に出られなくなった時期がありました。

最終的には、
近所のスーパーに行く事さえ必死なぐらい。

電車もバスも乗るのが怖くて、
出かける必要性があるとなるとお腹を壊し、
必死の思いで出かけていました。

電車の中から、
神戸の街をみて、
『あぁ、もうここでは生きていけない…』
と、涙がじんわり出てきたのを
覚えています。

そして、神戸から逃げるように、
必死の思いで引越しをして、
御代田町にきて、
広い空の下、
とにかく心が開放されました。

そこで縁があって出会ったのが
ブルーベリー。

ブルーベリーの剪定を
お手伝いし始めた頃は、
体調はまだ完全ではありませんでした。

朝起きれない、
とにかく眠い、
やる気がでない、
やる気が出ない自分に焦る…。

そんな状態でしたが、
ブルーベリー園に行くと、
息をするのがとにかく気持ち良くて。
心が生き返るようでした。

”あの場に行きたい”
”何かをやりたい”
そんな”意欲”を久しぶりに感じたんです。

そして、
ブルーベリーの剪定をしながら、
太陽の光に向かっている枝もあれば、
北に向かっている枝もある。

”一本たりとも同じ枝はない”

という事に気がついたんです。

『そっか、同じでなくていいんだ。』

当たり前のことなんですけど、
当時の私にとっては、
ものすごく衝撃でした。

さらに、
”その年の実をどうつけるか”
だけではなくて、
来年やその次の年…と、
枝全体の将来も考えながら剪定するんだよ
と教えていただいて、

神戸では、
”みんなと同じように”できない
自分やこども達に不安を感じ、
とにかく何か…
フリースクールなのか、
子どもの居場所なのか、
オルタナティブ的な教育なのか、
答えを探し求めてみたりして、

とにかく
”これでいいんだ”という
答えや結果が早く欲しいと
焦りを感じていた自分にとって、

”1年以上の時間軸で物事を考える”

ということも
私にとっては衝撃でした。

ブルーベリーの剪定のおかげで、
私は肩の力を抜くことができたんです。

”生きる”って
それでいいんだって
気づかせてもらったんです。

私が人生で息を吹き返す事ができたのは
ブルーベリー達のおかげです。

もちろん、
そのブルーベリー達を
20年以上かけて守ってこられて、
私がいろいろ気づくきっかけをくださった
重幸さんには感謝の想いしかありません。


剪定を始めて3シーズン目。
今年の寒さが原因なのか、
全体的に元気がありません。

まだまだわかっていないこと、
見えていないことも沢山あるので、
明日も剪定をしながら、
ブルーベリーに教えてもらおうと思います。

SATO LIFE to omogaeru

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