Twitterの災害時に発揮する能力が凄すぎて、ぜひ全国レベルで活用して欲しい!
御代田町へ移住して二ヶ月。
だいぶ生活に慣れてきた所にきた大型台風19号。
生活に慣れてきたとはいえ、
災害対策はまた別物。
今回の台風は地元の人でも未経験なレベルでしたし、
一体どうなるものかと、かなり不安でした。
避難所は事前に役場のHPでチェックしていたものの、
もしもの有事の時に、頼れる人もあまりおらず、
誰に聞けば良いのか、何に気をつければ良いのかもわからず、
かなり不安でした。
そんな時に支えになり、
かなり役に立ったツールが
Twitterです。
Twitter。
ほんとにすごいツールです。
元々、御代田・軽井沢へ移住した方々のアカウントや
御代田町長さん、御代田町役場(公式)のアカウントをフォローしていて、
移住関係や、御代田・軽井沢の情報を収集させてもらっていました。
そのおかげで、
台風でいろんな被害が出だした時も、
どこで・どのぐらいの状況で、
どのようにすれば行動すれば良いのか。
細かい情報が入ってきて、とても役に立ったんです。
役に立っただけでなく、
大きな安心感を得ることができました。
特別警報が出た時、町の放送でお知らせがありましたが、
実際、動いた方が良いのか、動かない方が良いのか
家からは見えないわからない部分があって迷って不安でしたが、
町長さんの細かいツイートや、
町の方のツイートを見ていて、
我が家は避難するほどではないと判断することができました。
「うちだけが避難していなかったらどうしよう」
なんてことも考えましたが
ツイートの中には”自主避難”という言葉があったので、
自分の判断を信用することもできました。
我が家は幸い停電も免れたのですが、
夜中、風が強くなってきて、
いつ停電してもおかしくないなと思った時も
町長さんの
”エコール御代田を解放しています”とのツイートを見て
なんとなく安心して眠ることができました。
朝起きると、
”役場を充電スポットとして解放しています”という
町長さんのツイート。
他にも停電を免れたお店の方々が
”いつでも充電しにきてください”とのツイート。
他にも
”お風呂を解放しています。譲り合って使ってください”
とのツイート。
”国道18号、倒木処理が終わっていて、問題なく走れます”
のツイート。
あげるとキリがないぐらい、
細かい情報がとにかく安心に繋がり、
ありがたかったです。
我が家は特に被害もなく困ることはなかったものの、
慣れない土地で、周りの情報がなく、
”不安”になるかと思いきや、
周りで被害にあわれている方々が助け合っている様子や
復興に向けて頑張ろうとしている姿が見えてきて
とても勇気をもらいました。
最終的には、
東京から両親が遊びにきていたのですが、
新幹線の運行情報をTwitterで得ることができて、
無事に帰ることもできました。
私の中では、
台風19号を
Twitterで乗り切った
と言っても過言ではないぐらいです。
隣の佐久市では千曲川沿いでかなりの浸水被害がありました。
心配でしたし、不安でしたが、
佐久市長さんのツイートで、
どこでどれぐらいの状況で、
どれぐらいの被害があったかという情報があったので、
離れている場所ではあるものの、
油断はできないなと思っていましたが、
現状を把握するのにすごく助かりました。
どこで誰がどの程度の被害にあっているかという
被害状況を迅速に収集されている動きに、
かなりの心強さも感じました。
他にも、
浸水被害に遭われた方には、
市営住宅を解放するという情報
ボランティアセンターの開設の情報
廃棄物の受け入れの情報
とにかく行動と情報が早くすごかったです。
被害状況や、生活関係の情報だけではなく、
避難所に差し入れをしてくださったスーパーの話だったり、
頑張って作業をされているボランティアさんたちの話、
ボランティアさん達にラーメンをふるまってくれたお店の話。
勇気をもらえるあたたかい話も多くて、
素晴らしいなと思いました。
災害時には
悲しく辛い話題が多いです。
もちろん、いまだに困っている方々もたくさんいらっしゃいます。
そんな中で、
たかだかSNSの言葉…
と、思われるかもしれませんが、
ひとりじゃないと思えること
みんな頑張っているということ
誰かが助けようとしてくれているということ
がわかるのは本当に心強いです。
御代田から離れた長野市での被害についても
”長野県防災アカウント”
の活躍が凄かったです。
どこで、だれが救助を求めているか
写真や、できるだけわかりやすい情報をつけて
ハッシュタグをつけてツイートしてください
という呼びかけから始まり、
”救助を求めているこのツイートの方々の詳細わかれば教えて下さい!”
というツイートに反応して
たくさんの情報が集まり、
救助に至ったケースもあったようです。
時には
”必ず助けに行きます!!あきらめないで!!”
というような励ましのツイートもあり、
たくさんの人が必死に救助にあたっていることが
わかりました。
今朝のニュースでは、
救助を要請している人たちは全て救助できたと聞いて、
ツイートで救助を求めていた方々も含め
みんな助かったのだなと
私も安心しました。
メディアでは報道されない、
被害にあって困っていらっしゃる方々も
Twitterには情報があがっています。
そのような情報も、
復興に向けて繋がっていけばいいなと願うばかりです。
私はTwitterというと、
正直あまり良い印象をもっていませんでした。
炎上とか、トラブルの元…。
というイメージしかありませんでした。
ですが、
今回、災害時のTwitterの活用を経験して、
- ローカルで、細かい情報を得る事ができる。
- 安否を遠方の人に知らせる事ができる。
- 救助を迅速に、かつ的確に進める事ができる。
- 復興に向けての動きも、的確に進められる。
- 安心感を得られる。
- 勇気をもらえる。
等、
非常時こそ、
利用するべきだなと痛感しました。
もちろん、Twitterは
電波と電源ありきのものです。
完璧なツールではありません。
頼りきってはいけないと思います。
そのほかの方法も持っておくべきだとも思います。
ですが、
利用できる環境さえあれば、
かなりの能力を発揮するツールです。
災害大国日本。
自治体は、細かいレベルで
アカウントを持つべきだと思います。
苦手な人が多いのもわかりますが、
Twitterは使ってみないとわからない事も多いです。
私もまだ使いこなせてはいません。
だからこそ、
災害が起きる前に、いろいろと活用してみて欲しいです。
神戸市でいうなら(元住民なので)
区のレベルでアカウントを作って欲しいです。
振り返れば、阪神大震災の時に
もしTwitterがあれば、
防げた事、守れたもの、回避できたもの
たくさんあったのではないかなと思います。
そして、
Twitterを使える人が増えると良いなと思います。
どうしても苦手な方もいらっしゃると思いますが、
使える人が増えれば、助け合う事もできます。
どんな世代でも最低限の使い方を知っておくと
災害時に身を守ることに繋がると思います。
特に子ども達は、
高齢化社会で、
情報弱者という人も増えていく事が予想され、
そんな社会を若い世代が支える事を考えると、
情報を活用する方法を正しく知っていって、
数少ないマンパワーを
的確に有効活用していく必要があるなと思います。
正しい使い方、
有効活用の仕方が広まれば
”炎上”のように、
マイナスなイメージも薄まっていくでしょうし、
そうすれば
悲しい発言も減っていくかもしれません。
(目立たなくなるともいうかな?)
そうやって考えていくと
今の学校で学ぶ事、
やっぱりもっと変えていくべきものもありますね。
(と、ちょっと不登校問題とも絡めてみる)
本題に戻します。
とにかく、Twitter。
日本では、今後も大きな災害が起こると予測されています。
各自治体の
情報アカウント・防災アカウントを
作ってください!!
ただの主婦ですが、
ぜひともお願いしたいです!
拡散希望!!
(ブログやけど笑)
最後に、
豊かな自然と食べ物で溢れる長野の姿が
一刻も早く取り戻せますように
(写真は、台風前の小諸の飯綱山公園です。)
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