我が家に想像もしていなかった”不登校”という事実がやってきた時のおはなし


学校へ行かない選択をした我が家の3人の子ども達。


今となっては、その選択も、

だんだんと前向きに考えられるようになってきましたが、

これまでには、もちろんいろいろとありました。


そんな我が家の経緯を伝えることで、

どなたかの勇気につながれば良いなと思いつつ、

ぼちぼち書いていってみようかなと思います。

ちょっぴり暗いモードになる時もあるかと思いますが、

さらっと読んでくださいね。



我が家に変化が訪れたのは、3年前でした。

長女が3年生の2学期が始まってすぐぐらいから、

学校を休みがちになっていきました。


真面目なタイプな長女、

元々、学期末に1度ぐらい、

『休んでいい?』ということがあったり、

1年生の頃から、『頭が痛い』と

保健室のお世話になることも多かったんです。


でも、

学校を1、2日休めば、元気に学校へ行き、

保健室も、少し休めば教室へ戻っていました。


なので、

”いつものようにしばらく休めば戻るだろう”

と、思っていました。


でも、この時(3年生の2学期から)は

そんなことはなくて、

どんどん足が学校から遠のいていく長女。


学校に行っている間は、

楽しかった〜!!と帰ってきていたし、

長女を見かけた友人や、地域の方からは

”いつも元気で明るい子”に見えていたし、

なんなら、周りの子を引っ張る勢いの長女でした。


時々、学校で困ったことがあったような話は聞いていたものの

特別ひどい話ではなく、

小学生あるあるな話でしたし、

特に気にもしていませんでした。


ひどいいじめを受けている様子もありませんでした。


なので、

私は、何が起こっているのか、わけがわからず、

どうしてあげたら良いのかもわからず、

学校さえ行ってくれたら私も楽になれるのに…。

なんて思ったりもしていました。


毎朝、行き渋る長女に対して、

引っ張ってでも学校へ送った方が良いのか、

(行けば楽しかったと言って帰ってくる)

休みたいだけ休ませた方が良いのか、

(楽そうだけど、暇そう)

毎朝、怒るのか、優しくするのか、

どうやって声をかけたら楽しく学校へ行けるのか?

と、葛藤する日々でした。


当時、私は起業しようと動いていたりもしてて、

末っ子も幼稚園に入り、

ようやく自分の時間ができる!

と思っていたんです。


そんな矢先のことだったので、

まさに計画外。

やめてくれよと。

そろそろ私の時間をちょうだいよ。

そんな事も思ったりしていました。


そんなある夜、

長女が、

『私なんて、産まれて来なければよかった』

『もう、なにもかもがいやだ〜!!』

と、泣いてさけぶような事がありました。


泣き叫んで、

暴れ回ってました。


私は、そんな長女を必死につかまえて

抱きかかえて、


『そんなこといわんとって!

お母さんは、Jちゃんが産まれてきてくれて嬉しかったよ』

『お母さんは、あんたが大事や!!』

『絶対はなさへん!!』


と、バトったのは

記憶力があまりない私でも

さすがに忘れられない出来事でした。


大泣きして、

自分は必要ないと叫んで、

暴れて、

とても苦しそうにしている長女を見て、


あかん、私、逃げとったらあかんわ。

私も腹をくくらなあかん。

長女としっかり向き合わないと。


と、思ったのを覚えています。


そして、

もう、あかん。

これはあかん。

とにかく、学校に行かせたらあかん。

学校に行かせたら、もっと苦しむことになる。


長女が感じているしんどさと

ちゃんと向き合って、話をしていこう。


と、決めました。


幸い、主人も同意してくれました。

家の中での長女の苦しそうな様子は

それぐらいみてわかるものでした。


そして、

当時、5年生だった長男に対しても

ちゃんと説明しておこうと思い、

2人で出かける時間を作って

長女の状況を説明し、

学校を休ませると決めたと伝えました。


長男は、それなりに苦労もありながら、

当時はまだ学校に楽しく通えていたので、

”(長女にとって)本当にそれでいいのか?”

と議論にもなりましたが、

最終的には納得してくれました。

(納得させた…の方が正しいかもしれません…)


そして、もちろん、

長男がもし今後苦しくなることがあれば、

その時は相談してねと、

2人でゆっくり話をしたのを覚えています。


こうやって、

子育てをしていく上で想像もしていなかった

我が子が”不登校になる”という事実が

我が家に現実として起こって、

それを受け入れていくということが始まっていきました。

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