不登校を受け入れたことで経験した、いろんな気持ちのおはなし
前回に続いて、
我が家のこれまでの経緯を
ありのままおはなししてみようかなと思います〜。
我が子が”不登校”になる。
ということを受け入れようと腹をくくった私。
長女に、
”もう学校を休んでいいよ”
と伝えて、
自分の中でもそう決断したものの、
当初はまだまだ気持ちの整理ができないことも多くて
混乱していました。
そして、思いもよらない
いろんな気持ちを体験することになりました。
まずは”学校への電話”です。
毎朝、学校へ電話するのが
なんか申し訳ない気持ちでいっぱいで嫌でしたね〜。
家族にとっても”突然の驚きの不登校”でしたから、
当然ながら、学校側にとっても、
なんで長女が??だったわけです。
なので、先生方も
なんとか長女が楽しく学校へ行けるようにと、
なんとか長女が元気になれるようにと、
ただでさえ忙しいのに、
たくさん気にかけていただき、
手もかけていただいていました。
本当にありがたくて、感謝していたのですが、
それでも、
”おやすみします”=”その思いに応えられない””
と、毎朝電話するわけです。
わずかな時間なんですが、
なんだか申し訳なくて、つらかったです。
つらいって言ったって、
結局は、”私の気持ちの持ち方次第”ってやつなんですけどね。
その時はそう思っちゃってたんですよね〜。
長女の”行けない気持ち”と
学校側の”来れるようにしてあげたい気持ち”の
板挟み状態で、
どちらの気持ちもわかる分、
・・・ぬおおおおおおおおお!!!!!
と、叫びたくなることもしょっちゅうありました(笑)
そして、ママ友さんからの反応も
当初はつらかったです〜。
私は長女が入学した時から、
小学校のPTA本部に入っていました。
”本部を2年間すれば、永久免除”という制度に惹かれて
(3人子どもがいたので)
長男・長女の学校の様子も見れるし、
ちょうどいいやと思ってやってたんです。
実際、長女の学校での様子も見えていましたし、
先生との繋がりもあったので、
学校に行かなくなっていったときも
やりとりもしやすかったですし、
やってよかったんですけどね。
ただ、そのおかげで、
知り合いが多かったんですよ〜。
学校にも、地域にも。
そのみなさんも、もちろん、
長女の学校でのイキイキとした様子を知っていたので、
長女が学校へ行っていない、行かない選択をした、
と伝えると
「長女ちゃんが?あんなに楽しそうにしてたのに?」
「何があったん??」
「どうしたん??」
「大丈夫なん??」
…まぁ、そう思うよね〜
当然だよね〜
という反応がたくさん返ってきました。
そして、勝手な私の思い込みではあるんですけども
”あんなに楽しそうに学校に行ってたんだから、
お母さんや子育てになにか原因があるんちゃう?”
と思われてるんだろうな〜
なんて思ってました。
実際、
『長女ちゃんの好きな料理作ってあげたら?』
『もっといろんな人の意見聞いた方がいいんじゃない?』
『優しすぎるんじゃない?』
みたいな話をされたこともありました。
『それで問題解決してたら悩んでへんわ〜』
と、今なら言えますが(笑)
当初は私もグラグラしていたので、
周りに事実を伝えれば伝えるほど、
心配されてしまって、
いろいろ意見を言われて、
言われたことを処理することもできずに
自分の首を絞めちゃってましたね。
またね〜
長女がね〜
休んでる時に誰かと会ったりしても、
めちゃくちゃ、ちゃんとした対応ができるんですよ。
(ほんとは良いことなんですけど)
ちっとも病んだ雰囲気はなくて(笑)
なんなら、
私への愚痴を、
私のママ友に告げ口したりするわけです(笑)
だからね〜、
周りから見たら
長女が学校に行けない事は、
私が原因に見えたでしょうし、
本当に不思議で仕方なかったと思います。
今となればね、
一般的に言えば、
学校に行っていないというのは
いろいろと心配されるのは当然だし、
普通の反応だし、
気にかけてもらえるだけありがたいよな〜
なんて思えるようになったので、
どんな反応が返ってこようと、
『うちの子ども達、学校に行ってないんです〜』
と、淡々と話せるようになりましたが、
当初は、周りに心配されればされるほど、
私もどうしたら良いかと困ることばかりで、
長女と同じように
だんだんと人に会うのが面倒になってきてしまった部分もありました。
学校行事も、負担でしかありませんでした。
運動会なんかも、帽子を深々かぶっちゃったりしてましたね。
と、私のしんどかったエピソードを並べてみましたが、
それでも私は恵まれてもいたんです。
学校に行けない長女も、
それで困っている私も
そのまま受け止めてくれる人もたくさんいました。
心配事や、困っている事を
ただ、ただ、聞いてくれて、
たわいもない日常の話なんかも
笑ってできる友達もいてくれたので、
とても救われていました。
今、思うに
長女の不登校を腹をくくって受け止めていた
というのも大きかったのかな〜
なんて思ったりしています。
もし、私が、
長女が学校に行くか行かないかで困っていて
周りに”どうしたらいいやろ?”と、”相談”していたら、
私を助けてくれようとして
いろんな人がいろんな意見を言ってくれていたと思います。
それは、きっと、私にとっては、
余計に混乱する事に繋がりかねなかったと思います。
でも、私は、不安ながらも、
”もう、行かなくてもいい”と、腹をくくった上で
『長女は学校に行けてない。』
『どうなるかわからないけど、今はそれが必要だと思ってる。』
と、自分にも言い聞かせるように(笑)
周りに話しをしていたので、
周りも、それでいいと思う
と、受け止めてくれる人もたくさんいてくれたように思います。
こんな風に、
腹をくくりながら、
思いもよらない気持ちを体験しながら、
不登校が、我が家の生活に定着していきました。
続きは、また…。
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