好きこそものの上手なれ
先日、長男が15歳になりました。
そんな長男、13歳になって学校に行かなくなって、いろいろと自信をなくしたり、悩んだりしていましたが、一つだけ続けてきた事があります。
”絵を書く事”です。
絵を書く事は、私が何も言わなくても、彼が勝手にやり始めて、ずっと続けています。
最初は、ipadのペンシルで、タブレット上で小さい絵から。心の葛藤や叫びが絵に出る事が多く、戦っていたり、血を流していたり、気になるような絵もたくさん書いていました。
きっと、それは彼の心の安定を保つために必要な事で、絵を書く事で心の中の叫びを吐き出していたのだと思います。
御代田へ引っ越して、田んぼや畑作業で楽しさを覚え、人との出会いがあって、笑顔が増えて、絵もだんだんと変わっていきました。色を使い、カラフルになっていきました。
そして、今、デジタルではなく、紙とペンで書き始めました。タブレットとは違った味を出せるそうで、ひたすら書いています。
その中で私が気に入っている絵がこれです。
何かモデルがあるわけではなく、ただ、彼の中のイメージだけでどんどん書いているそうです。音楽を聴きながら、その時の気分とイメージで書き出すと、とまらなくなるそうです。
13歳で書き始めた時は、まさかこんな絵を書くようになるとは思ってもみませんでした。
”センス”というものは、”何度もやる事”で”作りあげられるもの”だそうです。
長男は、まさしく、その言葉が事実である事をおしえてくれました。
好きこそものの上手なれ。
好きだから、何度も繰り返して、めげずに続ける事ができる。続ける事ができるからこそ、センスを磨き、力を付けていく事ができる。
”好き”という事は、とても単純なようで、とても大切な事だと、改めて長男から教わりました。
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