親だって人間だもの


私は、長男にも長女にも、


昔は怖かった。

あれは怒りすぎ。

怒られた印象しかない。


と、よく言われています。

しょっちゅうチクチク言われています。


もう、謝るしかないです。仕方ないです。事実です。


たまに、『確かに怒ってたけど、優しい時もあってんけどな〜』なんて抵抗してみますが、『そんな事あったっけ?』と、言われる始末。トホホです、トホホ(T T)


本当にね、泣きたくなりますよ。


怒ってばかりだったとはいえ、一生懸命には変わりなかったですし、必死だったんですもん。それが、子ども達の記憶に影を落としていたとなると…。反省どころか、落ち込んじゃいもします。


でも、過ぎた事を落ち込んでばかりいても仕方ないですしね。


今、悪い関係かというと、そうではないですし。むしろ良くなっています。


怒らなくても、人として、お互い良い部分も悪い部分も言い合えている事、良い事だなと思っています。


開き直りではあるのですが、結局親だって人間ですもんね。


子ども達から文句を言われないなんて事、無理ですよ。


自分自身が、未熟者の塊な状態で子育てをしてきて、失敗だらけで、子ども達にたくさん苦労かけてきたけれど、それでも、今、文句や愚痴を言われながらでも笑い合えている事を思うと、


それでいいんだろうな


って思うんです。


今、子育ての意味というか、目的が”ちゃんと育てる事”・”子どもの人生を作ること”みたいになっていて、”失敗は許されない”というか、”子どもの人生全て親の手にかかっている”・・・ぐらいの勢いを感じますが。


それは、親が自分の力を過信しすぎな気がします。


自分がそうだったんです。自分がちゃんとしないと、自分がちゃんと育てないと、この子達は生きていけない…。ぐらい必死になっていた気がします。だから不安に襲われて怒ってばかりいました。


でも、違いました。


子ども達には子ども達の人生がちゃんとあったんです。


私には私の人生も。


親だからと言って、そんなに凄い事できるわけじゃないですよね。


何十年生きてきているとはいえ、親になった期間は、子どもの年齢分だけですもんね。


結局、自分も子どもも、授かった命に感謝しながら、ただ、できることをできる範囲でやって、毎日一緒にご飯を食べて寝られればそれでいいと思うんです。時に話をしたり、笑いあったり。


その中で、子ども達は自分で、自分の道を探し出していくと思うんですよね。


その過程で、たくさん言い合ったりぶつかり合えばそれでいいのだと。


子どもを育てなきゃというよりは、子どもと一緒にいっぱい悩んだらいいのだと思います。一緒に困ればいいのだと思います。一緒に話せばいいのだと思います。


子どもは親が思う以上に、とても大人です。人間としてできています。


きっと、成長と共に、何かを失っていくんじゃないかと思うほど(笑)


なので、大人の力を使う必要はない気がします。


経験は伝えても、権威は必要ないです。


お恥ずかしながら、子ども達が小さい頃に権威を使いまくって散々失敗してきた私が、子ども達に文句を言われながらも今、笑い合えているという事で、お伝えできる事です。


いい加減な感じではありますが、どなたかの肩の力が抜けることができれば幸いです。

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