依存じゃなくて防衛だね



よく見かける”ゲーム依存”という言葉。


子育てにおいて、結構問題のように言われています。


私も、我が子達に心配がないかと言えば嘘になります。


でも、我が家の子ども達を通して

だいぶ考え方が変わりました。


結果、世の中の”ゲーム依存”に対する意識や

対処法には違和感を感じるようになりました。


やっぱり、一方的な否定・制限・禁止(奪う)

はよくないなと思っています。



我が家では時々会話になるのですが、


人を変える事はできない。
変える事ができるのは自分だけ。


なんですよね。


それは、例え夫婦や親子であっても。


私自身ももちろんそうです。

親やパパさんからいろいろ言われても、

なかなか素直に聞く事はできないです笑


誰に何を言われようと、

自分で納得できないと

行動に変えることは難しいです。


子ども同じだと思うんです。


ゲームをやめなさい

って言う言葉、

効かないのが標準みたいなもんですよね笑


むしろ、

否定・制限・禁止は、

余計に追い込んじゃうと思うんです。


ゲームが好きでのめりこんでいるのならまだ良いのですが、

何かから逃げるように”依存”でやっているとすると、

きっと、本人も後ろめたさがありつつだと思います。

なので、誰かに注意されるたびに、

自己否定する事に繋がりかねません。


結局、

なぜ、のめりこむのか?

ってところが大事なんですよね。


例えるとすると。


体調が悪くて布団で寝込んでいるのに

”布団に入るな”

”布団に入る時間は1時間だけ”

”布団に入るのはおかしい”


とは言わないですよね。


体調がよくなれば、

元気になれば

布団で寝てばかりが飽きれば

布団から出られるんです。

布団を片付けることもできる。


布団が悪いわけじゃないんです。

布団に寝込むその原因が大事なんです。


依存する理由はゲームじゃない。

ゲームは逃げ場所です。


とはいえ、

多少の約束事は大事だとは思っています。


布団で寝込んでいても睡眠が必要だし、

食事だって必要です。

回復するために、体のために、生きるために

必要な事がある。


それを伝える事は大事だと思います。


そんな話をするためには、

布団で寝込んでいる事を受け入れてあげる事が

一番大事だと思ってます。


ゲーム依存は

甘えじゃない。

必死な防衛本能です。


今の世の中、

大人も子どもも

息が詰まるような事がいっぱいです。


防衛する事は大切です。

SATO LIFE to omogaeru

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