田んぼと溢れる気持ち
お田植え前に、
地元の方からお話を聞きました。
『この畑も、この部分も、
あの辺も、全部田んぼだったんだよ。』
農機具も、
畦シートもない時代。
本当に大変だったと思う。
でも、
それだけ田んぼが広がっていた景色は
どれほど美しかったんだろう…
とも思う。
沢山田んぼがあれば
水が豊富と言う事で、
水があると言う事は
生き物ももっと沢山いたんだろうな。
今は、絶滅危惧種のタガメも
相手にされないぐらいいたとか。
稲の穂が一面に広がり、
生き物に溢れる景色
見てみたかった。
…いや、諦めたくない。
もう、無理だと思いたくない。
だって、
その景色を作ったのは
人間なのだから
やり方を変えていけば
いつかは取り戻せるのでは?
と、無謀にも思ってしまう自分がいて。
やらずに後悔するより
やって後悔したいのです。
見てみたい。
挑戦してみたい。
そんな想いが溢れると共に、
どれだけ手間暇がかかっても、
沢山の田んぼを守り、
お米を育てて、
沢山の人たちの食と命を守ってきた
農家の方々を思うと
感謝してもしきれないなと痛感。
今回、
大きな田んぼに苗を植え終わって
昔の方々に想いを寄せた時、
今、自分達が稲作に挑戦できる事の
ありがたみが溢れてきて、
言葉に表せない
気持ちでいっぱいになりました。
食べると言う事が
どれほどにありがたい事か。
命を守ってくれるだけではなく、
素晴らしい景色も見せてくれる
自然の中にいられる事。
それを守ってきた方々がいた事。
改めて感謝したい。
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