親だけど、親の鎧をおろしてみた


親が子どもを守り育ててる。

同じように、
子どもも親を大切に見守ってる。

自分の子どもの時の気持ち。
それを忘れてしまったのは、
いつからだろう?



…考えたら
きっと、子どもを産んだ時から。

ちょっとした事で
死んじゃいそうな
とてもとても小さな大切な赤ちゃん。

自分の事、
寝る事、
遊ぶ事、
いろんな事を我慢して
ただ、日々お世話して。
必死に守り続けた日々。

気がつけば頭の中は子どもの事でいっぱい。
お世話をする事で、精一杯。
守らなきゃ
育てなきゃ

でも、気がつけば
いつのまにか子どもは成長していて

小さな身体でいろんな事を感じて
自分の生き方を模索したり、
もがいてる。

そんな子どもを助けようと
色々と試してみても、
自分の時代とは違う時代を生きる子ども達には
なかなか通用しない。

助けたくても、
どうすればよいかわからない
助けられない…

子どもを心配している日々。
助けられない自分を責める日々。

でも、気がつけば
そんな自分を心配してくれている
子どもの気持ちがあって。

「私のせいで、困らせたくない」
「私のせいで、迷惑をかけたくない」

小さな身体で、
親の私の事を心配してくれてた。

いつのまに
そんな事を考えるようになってたんだろう。

親である私が、子どもの人生の道筋を作る。
それが親の仕事だと思ってたけど
そう思い込んでたけど

どうやら違うらしい。

子どもには子どもの人生があって、
私にできる事は、
子どもを笑顔で見守るぐらいしかできない。
困った時に助けるぐらいしかできない。

いつのまにか、私の手を離れてた。
まだまだ小さいと思っていたのに。

その代わり…ではないけど、
私も私の人生を、
私の時間を取り戻してみよう。
私のやりたい事をやってみよう。

そしたら、
子ども達が、
私の背中をさすってくれる。

子『お母さん、大変じゃない?』

私『大変だけど、楽しいよ』

子『そか、無理しないでね』

いつの間に、そんな風に成長していたんだろう。
自分も悩んでるはずなのに、
私の事を気遣ってくれる。

だから、私も子ども達の背中をさする。

『大丈夫だよ。なんとかなるよ。』



子ども達を守り育てる。
そんな感覚は、もうやめよう。

子ども達と一緒に、
悩んで、話をして、考えて。
時には頼って。

助けたり、助けられたり。

親であることの肩の力を抜いてみたら、
案外、みんな笑ってた。

どうやらそれでいいみたい。
 
↓長女作。末っ子の誕生日ケーキ


8.6

SATO LIFE to omogaeru

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