長男がイキイキとした姿を見せてくれた稲作塾・収穫祭のおはなし
先日、御代田へきてから参加させてもらっている
通い稲作塾の収穫祭に行ってきました。
はざがけしてあった稲達を脱穀し、
わらを酪農農家に引き取ってもらうべく束にする作業等を
約40名ほどで作業しました。
我が家は今年からの参加でしたが、
この通い稲作塾そのものは10年ほど続いているものだそうです。
地元の方、東京から通っていらっしゃる方、
東京から通ううちに移住された方、
これから移住をするために準備をされている方
様々な方が参加されています。
そんな中で、我が家の長男は
脱穀の作業をしっかり任されていました。
と、いうのも、
台風の後、水に浸かってしまった稲を救出する作業を
お手伝いさせていただいたのをきっかけに、
収穫祭前の準備も、
何度かお手伝いさせてもらっていました。
そのため、事前に
脱穀のやり方、
脱穀機の操作の仕方、
脱穀されたお米の袋の処理の仕方等を
しっかり教えてもらっていたんです。
家から長靴を履いて自転車で行って、
作業をした後、自転車で帰ってくる。
疲れた〜というものの、
こんな話をしてもらった
あんな話を聞かせてもらった、
とイキイキしながら話をしてくれ、
器用な我が家のパパさんでさえ、
覚えきれなかったロープの巻き方も
自分はできるようになった!
と、帰ってきたパパさんに教える姿なんかをみていると、
長男に声をかけていただき、
いろんな事を教えていただいている事が
どう感謝をあらわして良いのかわからないほど
本当にありがたいなと痛感していました。
これだけでも充分嬉しかったのに、
実際、私も参加した稲作塾の収穫祭で
脱穀機を任される様子やら、
それを他の参加者の方々としっかり連携をとりつつ
その仕事を全うする姿を見ていて、
我が子ながら尊敬してしまいました。
作業の後の、つきたてのお餅やら、お蕎麦、
様々な豊かな野菜料理が並ぶ、
まさに収穫祭!ともいうべきお食事会でも、
長男は、教えていただいた地元の方々の輪に入り、
とても可愛がってもらっていました。
他の参加者の方々とも、たくさん会話を楽しんでいたようです。
自己紹介で1人1人がお話をする際には、
稲の救出作業やら、
事前準備を手伝った長男に対して
ねぎらいの言葉をかけてくださる方もいて、
長男はかなり嬉しかったと思います。
(もちろん、私も嬉しかったです)
長男の話ばかりになってしまいましたが、
もちろん、私もとても楽しませてもらいました。
お天気も良くて、とにかく気持ちが良かったんです。
藁を束にする作業も、慣れなくて大変ではありましたが、
牛さんが食べて、いずれは堆肥になると思うと
なんだか気持ちがいいんですよね。
自分も自然の一部になれているというかなんというか…
お食事会でも、私は長男とは別の場所で、
地元の情報だったり、
移住に関する情報だったり、
東京のお話だったり、
久しぶりにたくさんの方とお話をさせてもらって
とても楽しい時間を過ごす事ができました。
お話をする方々も、
普段の生活からすると、
年齢も、仕事も、生活の仕方も違っていて、
神戸にいたら、出会う事はなかったような方ばかり。
それでも、
自然が好きで、自然の恵みに感謝している
というような
生きる事の土台部分が共通しているからか、
人生のバックグラウンドが違えど、
話をしていても本当に居心地がよく
刺激があって、学びもあって、楽しい場所です。
我が家の長男も、おかげさまで、
収穫祭が終わった今、暇だ暇だと、
早く作業をしたいと言っています(笑)
家にいる時よりも、
外に出て作業をしている時の方が
自分の気分も前向きになっているなと
気づいたりもしているようです。
冬場には、
ブルーベリーの剪定作業やら、
薪作りの仕事なんかもあるそうで、
お手伝いする気満々になっています。
私もやってみたい…(体力つけねば!)
移住したことで、
人生激変している我が家。
人生の出会いはいつどこであるのかわからないもので、
でも、どこかにはあるんだな〜と
しみじみと痛感しています。
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