我が家の運命を変えた、移住や稲作塾への参加が教えてくれた大切なこと
私たち家族が
神戸から長野・御代田町へ移住して
約3ヶ月になります。
住む環境が変わったということで、
もちろん大きな変化があったのですが、
それだけでなく、
私たち家族が予想もしていなかったような変化
がいくつかあったので、
神戸から御代田へ移住すると決めた時
何が怖かったかって、
便利さがなくなる事
でした。
神戸の時は、
中心から離れていたものの
バス停までは近く、
バスも頻繁に出ていて、
10分ほどで駅まで出られるし、
駅にはだいたいなんでも揃う
徒歩で行ける範囲にコンビニも数件。
なんせ便利でした。
なので、御代田を選んだのは
隣の佐久市には新幹線の駅もあるし、
大きなショッピングセンターや
病院もあって、
そこまで車で15分ぐらい。
反対側の隣の軽井沢町にも
オシャレなアウトレットもある。
御代田町内には、
車で行く距離ではあるけど
コンビニも数件。
ツルヤという素敵なスーパーもある。
ということで、
そこまで不便さは感じなさそうであったというのも
決め手の一つでありました。
賃貸を探す時も、
正式に購入する家を検討する時も、
駅までどれぐらい?
スーパーまでどれぐらい?など、
”便利さを追求する条件”が
ところが、
実際に移住してみて
感じるようになったことは
”車に乗れさえすれば、
どこに住んでもさほど不便さは感じない”
ということでした。
お店は少なくても、
車で数分行けばありますし、
そこで必要最低限の物は揃えられるし、
なんなら余計なものを買わなくて済みます。
道路も、
軽井沢方面に行くと渋滞に巻き込まれる事はあるものの、
町内が渋滞することはほとんどありません。
そんな事がわかってくると、
別にちょっと不便でも、
景色がより綺麗だったり、
隣との距離が空いていたりと、
日々の生活をより豊かに感じれるような場所
の方がいいんじゃないか?
と、思うようになりました。
さらに、
Twitterで見つけた”通い稲作塾”というのに参加したことで、
自分たちがやってみたい事
挑戦してみたい事に
農業(家庭菜園?)が出てきました。
これは、本当に驚きの変化です。
生きる力を付けるためには、
自分たちの食べるものぐらい作れるようになりたい
と思ってはいたものの、
なかなかチャレンジする機会もなく、
何から始めたら良いのかわからず、
ただの夢物語でした。
ところが、移住してから、
パパさんがやった事がない事に挑戦してみたいと
地元の農業法人さんにアルバイトに行ってみたり、
家族で”通い稲作塾”に参加してみて、
田んぼの鯉やフナの追い出しをやってみたり、
稲刈りをしてみたり、
作業は大変ではあるものの、
とても心地よい疲れですし、
土に触れる事の気持ち良さを肌で体感して、
現実的にやりたくなってしまったのです。
稲作塾でいただく
無農薬のお米や
お野菜を使ったお昼ご飯や、
直売所で売られている野菜たちは
どれもとても新鮮で美味しく、
新鮮な野菜をたっぷりいただける生活が
どれほど豊かなものかという事を体感させてもらいました。
そして、今では
長男が、畑での作業や
森での作業に興味津々です。
長女と末っ子に関しては
長男ほど関心は持っていませんが、
末っ子は、
ジャガイモ掘りと、さつまいも掘りを
稲作塾でさせていただいた時に
”自分たちでもやりたい!!”と興奮していました。
移住した事で、
住む場所に対する考え方が変わり、
挑戦してみたいと思うことも、
予想外のものが出てきて、
思い切って移住したんだから、
何事も挑戦しなくちゃもったいない!
という考え方に変わり、
我が家では今、
挑戦してみたい事がたくさんで
時間が足りない!!
という感じです(笑)
更に、
土に触れてみたり、
新鮮なお野菜をいただいたり、
雄大な景色をみたり…と、
生きていく上で
何に豊かさを感じるか
という事も変わってきました。
人生を変えたいなら、
環境を変えよう
なんて言葉を、
本やネットなんかでも
半信半疑でしたが、
本当にその通りでした。
誤解の無いように補足しておくと、
環境を変えよう=移住しよう
ではないですよ。
我が家の場合は、
たまたま流れで
”移住”という
大きな変化を選択しましたが
環境を変えるという事は、
家の模様替えだったり、
通勤路を変えてみたり、
転職してみたり、
いろいろあると思います。
そうする事で、
見える世界や
関わる人が変わることで、
自然とものの見え方や
苦しい状況にあった時、
逃げたらいいよ
なんて言葉がありますが、
逃げるというか
結局、
環境を変えるといいよ
という事なんだと思います。
植物でも、
土が合わなければ
いくらタネが良くても
育ちません。
逆に、
土と合えば、
何の手を加えなくても、
驚くほど力を発揮して
成長するんです。
何かがうまく行かない時、辛い時、
それは
自分を責めるのではなくて
土が合わないのだ
誰にでも、
自分に合う土が必ず
世界のどこかにあります。
私は41年かかって
ここにたどり着きました。
不思議なものですね。
今までの生活に
今までがあるから、
今のこの変化を
体験することができました。
我が家の子ども達もきっと
これから、また更に、
自分の土を求めて
出て行くのだと思います。
私も、パパさんも、子ども達も、
自分に合う土を求め、大切にしつつ
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