傷を傷と気づく為に、傷つける事もある
先日、長女と話をしていて
『そんなに自分の事ばかり責めなくてもいいんだよ?相手が悪いでいいんだよ?』
と話をしたら
『でも、相手はウチに嫌な事をしたくてしてきたわけじゃない』
『ウチが勝手に傷ついただけやし』
『相手は何も悪くないねん』
と言っていて、どんだけ優しいねん…と、驚きました。
なので
”傷ついた”と認める事と、
”相手が悪い、悪人だ”と責める事とは別の話だよ
と伝えました。
そして、
”相手が悪い”と認める事は
相手を攻撃しているわけではなく、
恨んでいるわけでもなく、
批判しているわけでもなく、
単なる”事実”でしかないんだよ。
と、説明しました。
どこまで伝わっているかはわからないけれど…。
伝え続けるしかないですね。
結局、長女は自分の心の傷を”傷”と認める事が、相手を否定する事だと思っていたようなので、心の傷をずっと見て見ぬふりをしてきていたのかもしれません。
でも、”傷”はやっぱり辛くて悲しくて、その”傷”が気づいて欲しくて仕方がない感じになってきている感じがします。
だから、うまくいかないと自分を責めてしまうゲームをして、自分を責める言葉を自分に投げ続けてしまっているのかもしれません。
自分の傷ついた心の叫びを受け止めたくて、自分を責め続ける。
ちょっと前に”気持ちを吐き出す事”が大事だと痛感したところだったのですが、まだまだ長女の胸には本人も理解しきれていないような気持ちが絡まっているようです。
とはいえ、自分を責め続ける様子を見ていると、心配ですし、聞いてて辛くなる事も多々ありますが、長女の『変わりたい!!』『もう嫌だ!!』という叫びにも聞こえてきているので、きっと良い傾向なのだと思っています。
焦らず、少しずつ。
きっと大丈夫。
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